Reactを学び始めてコンポーネントの書き方を覚えたころ、「どこでコンポーネントを分ければいいか」という問題に直面します。細かく分けすぎると管理が複雑になり、大きくしすぎると再利用しにくくなります。明確な正解はありませんが、判断の基準になる考え方はあります。この記事では、コンポーネントを分割するときの実践的な視点を整理します。

コンポーネントを分ける目的を確認する

コンポーネントを分ける主な目的は2つです。一つは再利用のため、もう一つは複雑さを管理するためです。同じUIが複数の場所に登場するなら、コンポーネントとして切り出すことで変更を一箇所にまとめられます。一方、一度しか使わないUIでも、1つのコンポーネントが長くなりすぎた場合は、読みやすさのために分割することがあります。どちらの目的で分けるかを意識すると、判断がしやすくなります。

単一責任の原則を参考にする

「1つのコンポーネントは1つのことだけをする」という考え方は、コンポーネント設計の参考になります。たとえば、データの取得とUIの表示を同じコンポーネントで行っている場合、それぞれを別のコンポーネントに分けることを検討できます。ただし、これを厳密に適用しすぎると、コンポーネントの数が増えすぎて全体の構造が見えにくくなることもあります。原則はあくまで参考として使うのが現実的です。

Propsが増えすぎたら分割のサイン

コンポーネントに渡すpropsの数が増えてきたとき、それは内部の責任が増えすぎているサインかもしれません。propsが5つ以上になってきたら、コンポーネントの役割を見直すタイミングです。ただし、propsの数だけで判断するのではなく、それぞれのpropsが本当に必要かどうかを確認することが先決です。不要なpropsを渡していないか、デフォルト値で対応できるものはないかを確認します。

最初から完璧に設計しなくていい

コンポーネント設計は、最初から完璧に決める必要はありません。まず動くものを作り、コードが読みにくくなったり、同じ処理が重複してきたりしたタイミングで分割を検討するのが現実的です。リファクタリングを前提にした開発の進め方は、Reactに限らず多くの場面で有効です。最初の設計に時間をかけすぎるより、動くコードを書いてから改善する方が学習の効率も上がります。

コンポーネント設計の感覚は、実際にコードを書いて試行錯誤する中で身についていきます。Majestash HarborのReactコースでは、設計の考え方を演習を通じて学べます。まずは無料サンプル動画でカリキュラムをご確認ください。